くらくら・立ちくらみ・めまい・血の気が引くといった貧血の症状の原因は?

くらくら・立ちくらみ・めまい・血の気が引くといった貧血の症状の原因は?

貧血に悩む人の代表的な症状として、めまいや立ちくらみ、くらくらしたり血の気が引いたりするといったものがあります。
これらの症状はどうして起こるのでしょうか。

 

めまいと立ちくらみの違い

管理人

めまいと立ちくらみはその症状が同じようなものなので混同している人が多いようです。

めまいは栄養不足によって体力が落ちたり、何らかの疾患にかかったりすることが原因で起こるもので、目が回ったりふわふわした感じを覚えるものです。
これに対して立ちくらみとはいきなり起き上がったり姿勢を変えたりすることで、脳の血液が急に少なくなって起こるもので一時的なことが多いものです。
貧血で起こるのはめまいが多いのですが、立ちくらみが起こることもあり得ます。
この二つはきちんと定義されていますが、くらくらするというのはただの感覚なのでどちらに使うこともあるようです。

 

貧血でめまいや立ちくらみが起こる原因

貧血になると赤血球の大部分を構成するヘモグロビンが不足します。
ヘモグロビンは肺から全身に酸素を運搬する役目を担っているのですが、貧血になるとこれが不足するため、全身の酸素が不足します。
脳の酸素も不足するため、立ちくらみが起こるのです。
貧血は現代型栄養失調が原因の場合もあります。
現代型栄養失調とは、見た目は痩せすぎていないけれどダイエットや偏食により必要な栄養が不足しておこるものです。
この場合、栄養不足で体力が落ちるのでめまいが起こります。

 

病院に行って、お薬をもらうか、食事やサプリなどでしっかり栄養を摂るようにしましょう。

 

血の気が引くとはどういうこと!?

血の気が引くとは、恐怖などで顔が青ざめたり震え上がったりすることです。
これが起こる時は、副交感神経が活発になって血管が広がり血液が重力によって下がったり血圧が下がったりしているのです。
貧血で血の気が引く、と言う時には頭が冷たくなったように感じて吐き気がしたり手が震えて立っていられなくなったりすることを言うようです。
これも脳の血液が不足したり、現代型栄養失調になったりすると起こるんですね。

 

貧血以外のめまいの原因

もちろん、立ちくらみやめまいは貧血以外が原因の可能性もあります。
どんな原因で立ちくらみやめまいが起こるのか少し調べてみました。

 

良性発作性頭位めまい症

めまいには耳が原因で起こるものがありますが、その中で最も多いのがこの良性発作性頭位めまい症です。
これは、三半規管の異常が原因で起こる疾患です。
三半規管は、私たちの体の平衡感覚を司る器官で、内耳の前庭につながっています。
この三半規管に石が出来る事によって脳に正しい信号が送られず、めまいを生じるのが良性発作性頭位めまい症です。
これが起きやすいのは後半規管という場所で、めまい専門外来に訪れる末梢性めまいの患者のおよそ4割がこの良性発作性頭位めまい症なんだそうです。

 

メニエール病

メニエール病は、突発的に激しい回転性のめまいや吐き気が起こる内耳の病気で、耳鳴りや頭痛、難聴を併発する事が多い病気です。
発作を何度も繰り返すと平衡感覚が狂い、体が浮いている感じや傾いている感じを持つ事もあります。
実は私の母もメニエール病を患っています。
メニエール病は何度も発作を繰り返す人もおられますし、一回きりという人もおられます。
メニエール病を発症する人は、主に30〜50歳代の人に多く、高齢者にはあまり見られません。

 

三半規管の中にはリンパ液が入っていて、この液の傾き方や動き方によって体の平衡感覚を保っているんですが、メニエール病になるとこのリンパ液が増え過ぎてしまうため、液が自由に動けなくなり、体の傾きなどを察知できなくなるんです。
なぜリンパ液が増えてしまうのかは分かっていませんが、ストレスやホルモンバランスの乱れ、過労、睡眠不足、アレルギーなどが原因として考えられています。

 

突発性難聴

突発性難聴は、ある日突然耳がこもったように感じ、耳鳴りやめまいなどが発生し、そのまま難聴になってしまう病気で、年間3〜4万人が発症していると言われています。
難聴は片方の耳だけに起こる事が多く、一度治れば再発する事はありませんが、突発性難聴は治りにくく、発見から治療開始までの期間が長くなればなるほど聴力が戻りにくいんです。
発症した時には、耳が少しおかしいな、ぐらいの事もありますから、注意が必要です。

 

脳梗塞・脳出血

脳梗塞や脳出血には様々な症状がありますが、血流が悪くなりますからめまいを発症する場合もあります。
脳梗塞や脳出血は、始めのうちは少し手が使いにくかったり、言葉が出にくくなったりという程度の症状なんですが、そのまま放置しておくと意識障害や運動障害が起きてしまうんです。
だから、初期のうちに治療をする事が大切なんです。
高齢になると血管も脆くなり、ちょっとした事で血管壁が破れてしまう事もあります。
ふらついて手足も動かせないほどのめまいは、脳梗塞や脳出血が原因の場合もあるんです。

 

ストレス・疲れ

現代社会で生きている人で、ストレスを感じていない人などほとんどいないのではないでしょうか。
人間関係や職場環境、騒音や紫外線など、ストレスの元はいくらでもあります。
ストレスは、毎日経験していると精神的には慣れてしまう事もありますが、体は悲鳴をあげているんです。
そして、このストレスが長期間続くと、いきなりめまいがする事があるんです。
これは、神経系の異常が起きている事が原因と考えられ、肩こりや頭痛、自律神経失調症などを伴う場合もあります。

 

肩こり・首こり

姿勢が悪かったり、運動不足だったり、眼精疲労だったりすると肩や首がこってしまいます。
冷え性の方などは、血行が悪くなっているため、肩こりや首こりがひどくなりやすいんです。
このような時にめまいを起こす事もあります。
肩や首がこると、交感神経が刺激されて自律神経が乱れるために、めまいが起こると考えられているんです。
肩や首のこりを原因とするめまいは、足下がふわふわする動揺性のめまいが多いんですが、頭が回るような回転性のめまいを起こす事もあります。

 

最後に

立ちくらみやめまいは良くある症状なので、あまり気にしない人もいらっしゃるかもしれませんが、実は貧血以外にも怖い病気が隠れている可能性があるんです。
ちょっとでもおかしいなと感じたら、ぜひ病院で診察や検査を受けて下さいね。